コーチングの基本スキルを解説!【種類・注意点・高め方】

コーチングの4つの基本スキル

①傾聴

まず、1つ目のスキルは傾聴です。

傾聴とは、ただ言葉を聞くだけではありません。
五感を集中させて、全身で聴くことです。

心理学で有名なメラビアンの法則によれば、
人間のコミュニケーションは言語情報が7%聴覚情報が38%視覚情報が55%の割合で伝わると言われています。

つまり、言葉も大事ですが、それ以上に視覚や聴覚の情報が大事になります。

そのため傾聴する時には、相手の言葉はもちろん、どんな表情で話しているか、どんな声色で話しているか、どんな仕草で話しているかに、目も耳も空気にも集中させて、聴くのです。

そうすると、
「言葉では元気のあるようなことを言ってるけど、表情は暗いな」
「辛いことを喋っているようだが、明るいトーンだな」
など、言葉だけでは掴めない相手の本当の気持ちや言いたいことが掴めていきます。

傾聴する上で大事とされているスキルがいくつかあります。

  • ペーシング:相手の話すペースやリズムに合わせること。聴覚的に同調すること。
  • ミラーリング:相手の表情や動きに合わせること。視覚的に同調すること。
  • バックトラッキング:相手が言ったことを繰り返すこと。

実践する際の良い例と悪い例としては以下のようなことがあります。
実践している姿を思い浮かべながら見てみてください。

  • 自分と表情を合わせてくれる
  • 自分が話すまで待ってくれる
  • 言いたいことを言い換えてまとめてくれる
  • 目を合わせてくれない
  • 聞きたいことだけ聞いてくる
  • 話をさえぎってくる

②質問

2つ目のスキルは、質問です。

コーチングでは、様々な質問を用いて、クライアントの気づきを促していきます。

ここでは、コーチングの進め方のモデルとして最も有名なものの一つであるGROWモデルを紹介していきます。
GROWとは、4つの言葉の頭文字を取っています。
GROWモデルでは、4つの観点について質問を進めて、クライアントの目標達成を支援します。

G:Goal(目標・目的の明確化)

R:Reality(現状の把握)

O:Options(選択肢の創造)

W:Will(行動計画と意志形成)

Goal(目標・目的の明確化)

まずコーチングセッションでは、テーマを設定してもらいます。

例:「本日はどんなテーマでお話されたいですか?」

続いて、テーマの目標や目的を明らかにしていきます。

例:「このテーマについて話すことで、どんなことを手に入れたいですか?」

さらに、セッションの中でのゴールを決めていきます。

例:「今回のセッションで、どのあたりまでいけると良さそうですか?」

Reality(現状の把握)

ゴールが明確になった後には、現状に目を向けていきます。

例:「今はどうですか?」「今は何が起きていますか?」
  「障害となっているものは何ですか?」「何がそうさせていますか?」

またRは、Resource(資源の発見)とする例もあります。

例:「手を借りることができる人はいますか?」「何か使えそうなツールはありますか?」

Options(選択肢の創造)

現状が整理できた後には、解決策の選択肢を考えていきます。

例:「目標達成に向けて何をしていきますか?」
  「障害を取り除くには何が必要ですか?」

Will(行動計画と意志形成)

解決策が見えてきたら、具体的な行動計画について話していきます。

例:「まず何から始めていきますか?」
  「その行動を阻むものはありそうですか?」
  「いつまでに実施しますか?」

また意志を形成していく上で、以下のような質問も考えられます。

例:「達成できるとどんな気持ちになれそうですか?」
  「行動は実行できそうですか?」

③承認

3つ目のスキルは、承認です。

承認とは、相手の存り方、変化、結果などについて、気づいたことを相手に伝えること。
言葉での承認はもちろん、言葉以外にも相手を認める行動であれば承認となります。

承認には3つの種類があります。

存在承認
 存在承認は、相手の存在そのものを認めるということです。

 例:「〇〇さん、おはよう!」
   「〇〇さん、ありがとう!」

変化承認
 変化承認は、相手の行動の変化や成長を認めることです。

 例:「前より仕事するのが楽しそうだね」
   「安定して任せられるようになりました」

結果承認
 結果承認は、相手のあげた成果や実績を認めることです。

 例:「10件取れましたね!」
   「70点から90点まで上がりました!」

④フィードバック

4つ目のスキルは、フィードバックです。

コーチングにおけるフィードバックとは、クライアントの言動がコーチにどう感じられているのか、伝えることです。

クライアントはフィードバックされることで、自分の気づいていないことに気づいたり、自分の感情を再認識したりしながら、頭の中で新たな洞察が生まれていきます。

効果的なフィードバックになるためには、以下のようなポイントがあります。

  • 適切なタイミングで伝える
  • 事実をベースに具体的に伝える
  • 「私は、」「私には、」のI(アイ)メッセージで伝える
  • 感じたことを直観的に伝える
  • 相手のために伝える

コーチングスキルの高め方

コーチングスキルを高めるには、以下のような方法があります。

①本を読む

②研修や講座を受講する

③資格を取得する

④実践を繰り返す

今の自分の状況に合わせて上記をうまく取り入れてみてください。

まとめ

ここまで、4つの基本コーチングスキルやコーチングスキルの高め方について触れてきました。

自分のコーチングスキルを高めて、是非仕事やプライベートに取り入れてみてください。

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